世界の英語力ランキング2026|日本は何位?上位国との決定的な違い

英語の雑学・トリビア
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世界123カ国中96位。これが、2025年版の世界英語力ランキングにおける日本の順位です。
しかもこの順位、「非常に低い」カテゴリー。韓国は48位、中国でさえ86位なのに、日本はそれ以下という衝撃の事実をご存知でしたか?

毎年、国際教育機関EF(Education First)が発表する「EF EPI(英語能力指数)」は、世界最大規模の英語力調査です。約220万人のテストデータをもとに、各国の英語力を5段階でランク付けしています。

この記事では、最新の世界英語力ランキングを完全図解し、上位国と日本の「決定的な違い」をデータで徹底分析します。

「なぜ日本はここまで低いのか?」「上位国は何が違うのか?」を読めば、あなたの英語学習に対する考え方が根本から変わるはずです。

この記事で分かること
  • 2025年版 世界英語力ランキングTOP10と日本の順位
  • アジア各国との比較で見える日本の「立ち位置」
  • 上位国(オランダ・クロアチアなど)と日本の教育の決定的な違い
  • 日本人の英語力が低い「本当の原因」と今日からできる対策
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【2025年最新】世界英語力ランキングTOP10を発表

まずは最新のランキングを見てみましょう。EF EPI 2025年版(2024年のテストデータに基づく)のTOP10は以下のとおりです。

順位 国名 スコア 評価
1位 オランダ 624 非常に高い
2位 クロアチア 617 非常に高い
3位 オーストリア 616 非常に高い
4位 ドイツ 615 非常に高い
5位 ノルウェー 613 非常に高い
6位 ポルトガル 612 非常に高い
7位 デンマーク 611 非常に高い
8位 スウェーデン 609 非常に高い
9位 ベルギー 608 非常に高い
10位 スロバキア 606 非常に高い

見てのとおり、TOP10はヨーロッパ諸国が独占しています。1位のオランダはスコア624で、15年連続でトップを維持し続けています。

EF EPIは1~800点のスコアで評価され、「非常に高い」「高い」「標準的」「低い」「非常に低い」の5段階に分類されます。600点以上が「非常に高い」、449点以下が「非常に低い」です。

クロアチアが大躍進!11位→2位に急上昇

2025年版で最も注目すべきは、クロアチアの大躍進です。前年の11位から一気に2位に浮上しました。

人口わずか400万人の小国が、なぜここまで英語力を伸ばせたのか。その秘密は、後のセクションで詳しく解説します。

そして日本は…123カ国中96位

一方、日本のスコアは446点。5段階評価で最低ランクの「非常に低い」に分類されています。

日本446点 vs 世界平均488点 vs アジア平均477点
世界平均を42点、アジア平均を31点も下回っているのが現実です。

しかも、日本は年々順位を下げ続けています。2011年の初回調査では14位だったのが、2024年版で92位、そして2025年版では96位。右肩下がりが止まりません。

アジアの中でも下位?日本 vs 近隣国を徹底比較

「世界全体で96位」と言われてもピンとこない方のために、アジア各国との比較を見てみましょう。

世界順位 国名 スコア 評価
24位 マレーシア 581 高い
28位 フィリピン 高い
48位 韓国 標準的
86位 中国 低い
96位 日本 446 非常に低い
❌ 衝撃の事実:日本はアジアの中でもほぼ最下位グループ。韓国(48位)には大差をつけられ、中国(86位)にも抜かれています。

韓国に大差をつけられている理由

かつて日本と韓国の英語力には大きな差がありませんでした。しかし、今では約50位近い差が開いています。

韓国が日本より英語力で優位な背景には、いくつかの要因があります。韓国では英語が就職や昇進の「絶対条件」として社会に組み込まれています。大学入試でも英語の配点が高く、TOEICのスコアは履歴書の必須項目です。

一方、日本では英語ができなくても生活に困ることはほとんどありません。この「英語がなくても生きていける環境」が、英語力向上のモチベーションを下げている一因と考えられています。

マレーシア・フィリピンが圧倒的に強い理由

アジアでTOP2のマレーシアとフィリピンには共通点があります。それは、英語が日常的に使われる環境があること。

マレーシアは多民族国家で、異なる民族間のコミュニケーションに英語が使われます。フィリピンでは英語が公用語のひとつで、授業も英語で行われます。つまり、「英語を使う必然性」が日常的に存在するのです。

⚠️ 注意:EF EPIはオンラインテストの自主受験者のデータに基づいているため、受験者層の偏りがあります。ランキングはあくまで「傾向を読み取る参考値」として捉えましょう。

上位国は何が違う?英語が「非常に高い」国の3つの共通点

TOP10を独占するヨーロッパ諸国を分析すると、3つの共通点が浮かび上がります。日本との違いを一つずつ見ていきましょう。

共通点1:CLIL教育で「英語を使って」学んでいる

上位国で広く導入されているのがCLIL(Content and Language Integrated Learning)という教育方法です。これは「内容言語統合型学習」と呼ばれ、理科や社会を英語で教えるというアプローチです。

つまり、英語を「教科」として学ぶのではなく、英語を「道具」として使いながら他の知識を学ぶのです。

❌ 日本の英語教育:英語は「勉強する科目」。文法や単語を暗記してテストで点を取ることが目的になりがち。
✅ 上位国の英語教育:英語は「使う道具」。理科の実験レポートを英語で書き、社会の議論を英語で行う。

この違いは決定的です。日本では何年英語を勉強しても「使えない」のに対し、上位国の学生は「使いながら」身につけているのです。

共通点2:口頭試験・ディスカッション評価が当たり前

オランダやドイツなどの上位国では、英語の試験に口頭試験(スピーキングテスト)やディスカッションが当たり前のように含まれています。

日本の英語教育は長年、マークシート式のリーディング・リスニング偏重でした。「話す・書く」の機会が圧倒的に少ないのです。

実際、EF EPI 2025年版で初めてAIによるスピーキング・ライティング評価が導入された結果、日本の4技能別スコアには明確な差が出ました。

技能 日本のスコア
リーディング 454
リスニング 437 リーディング-17
ライティング 394 リーディング-60
スピーキング 393 リーディング-61
リーディングとスピーキングの差は61点。「読めるけど話せない」という日本人の弱点が、データではっきり可視化されました。

共通点3:日常的に英語のコンテンツに触れている

オランダやスウェーデンでは、テレビや映画が英語のまま放送されるのが一般的です。字幕は現地語でつきますが、吹き替えはしません。

日本では洋画のほとんどが吹き替えで放送され、英語の音声に触れる機会が極端に少ないのが現実です。

上位国の人々は、子供の頃から「自然に」英語を耳にしているのです。これは意識的な学習とは違う、環境による「無意識の学習効果」です。

日本人の英語力が低い「本当の原因」は3つある

ランキングデータと上位国の分析から、日本の英語力が伸びない「構造的な問題」が見えてきます。

原因1:「英語を使う必然性」がなさすぎる

日本は世界第3位の経済大国であり、日本語だけで完結する社会が出来上がっています。仕事も、買い物も、エンタメも、英語なしで何不自由なく生活できてしまうのです。

上位国の多くは、人口が少なく自国語だけではビジネスや学術で限界があるため、英語を使う「切実な動機」が存在します。

オランダの人口は約1,800万人。自国語だけでは市場が限られるため、ビジネスでの英語使用は「生存戦略」とも言えます。

原因2:「インプット偏重」の教育システム

日本の英語教育は、文法の正確さとテストの点数を重視する傾向があります。中学・高校で約800時間の英語授業を受けますが、その大半は「読む」「聞く」のインプット学習です。

「話す」「書く」のアウトプット学習に割かれる時間は、全体の10〜20%程度しかないと言われています。

EF EPIの4技能別スコアで、日本のスピーキング(393)とリーディング(454)に61点もの差があるのは、この教育システムの結果です。

原因3:若い世代の「スピーキング離れ」

意外なことに、日本の18〜25歳の若年層は、全世代で最もスコアが低いという結果が出ています。

デジタルネイティブ世代は、YouTubeの字幕やSNSのテキストで英語に「触れる」機会は多いのですが、実際に英語を「声に出す」経験が圧倒的に少ないのです。

字幕やテキストで「理解する英語」と、口から出す「使える英語」は別物。スマホで英語に触れているだけでは、話す力は身につきません。

日本国内にも「英語力格差」がある?地域別データ

EF EPI 2025年版では、日本国内の地域別スコアも公開されています。

地域 スコア
関東 478
全国平均 446
中国地方 436

最もスコアが高い関東(478)と、最も低い中国地方(436)の差は42ポイント。これは国レベルで言えば数十位に相当する差です。

首都圏はグローバル企業や外資系企業が集中し、英語を使う機会が多い一方、地方では英語を使う必然性が低いことが、この格差に現れています。

ちなみに関東のスコア478は、アジア平均(477)とほぼ同じレベル。つまり関東ですらアジアの平均的なレベルということです。

ランキングから学ぶ、今日からできる3つのアクション

データを眺めて絶望するだけでは意味がありません。上位国の成功パターンから、個人レベルで実践できることを3つ提案します。

アクション1:「英語で何かを学ぶ」習慣を作る

CLIL教育の考え方を個人に応用しましょう。英語そのものを勉強するのではなく、興味のあるテーマを英語で学ぶのです。

例えば、料理が好きなら英語のレシピ動画を見る。テクノロジーに興味があるなら英語のニュースサイトを読む。英語は「学ぶ対象」ではなく「学ぶための手段」にするのがポイントです。

アクション2:「話す」時間を週3時間確保する

日本人に最も足りないのは、スピーキングの時間です。オンライン英会話、英語の独り言、英語でのプレゼン練習…方法は何でもOK。

大切なのは、「声に出す」時間を意識的に確保すること。上位国との差は「読む・聞く」ではなく「話す・書く」にあることを思い出してください。

✅ おすすめ:オンライン英会話なら、1日25分×週3回で十分。「読む・聞く」だけの学習に「話す」を加えるだけで、バランスが劇的に改善します。

アクション3:英語の「音声環境」を作る

上位国の人々は、日常的に英語の音声に触れています。日本でもこれは再現可能です。

Netflixを英語音声+英語字幕で視聴する。ポッドキャストの英語番組を通勤中に聞く。スマホの言語設定を英語にする。こうした小さな環境変化の積み重ねが、長期的には大きな差を生みます。

まとめ:日本96位は「危機」であり「チャンス」でもある

世界英語力ランキングで96位という結果は、確かにショッキングです。しかし、裏を返せば、日本人が英語を身につけた時のインパクトは計り知れないということでもあります。

この記事のポイント
  1. 日本は世界123カ国中96位:スコア446で「非常に低い」評価。アジア平均・世界平均も下回る
  2. 上位国の秘密はCLIL教育・口頭評価・英語環境:英語を「教科」ではなく「道具」として使っている
  3. 日本人最大の弱点は「話す・書く」力:リーディングとスピーキングに61点の差。インプット偏重が原因
  4. 個人レベルの対策は明確:英語で学ぶ・話す時間を確保する・英語の音声環境を作る

世界中で英語力が停滞傾向にある今、個人で動き出した人が圧倒的に有利になります。このデータをきっかけに、あなたの英語学習を「読む・聞く」から「話す・使う」にシフトしてみませんか?

【保存用】世界英語力ランキング2025 主要国一覧

順位 国名 スコア 評価
1位 オランダ 624 非常に高い
2位 クロアチア 617 非常に高い
3位 オーストリア 616 非常に高い
4位 ドイツ 615 非常に高い
5位 ノルウェー 613 非常に高い
24位 マレーシア 581 高い
48位 韓国 標準的
86位 中国 低い
96位 日本 446 非常に低い

この表はぜひスクリーンショットして保存してくださいね。英語学習のモチベーションが下がった時に見返すと、「やらなきゃ」と思い出せます。

 

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